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社会不振状態のサイクル

この一週間ジャニーズの圧力問題や吉本の直接営業の騒動やら、京都アニメーションの放火事件やら心が痛すぎるニュースが多い。。。
いくどとなくsnsでこれらについてはき出そうと思って、投稿作成してみるものの、大半は削除。
それでも気持ちを残しておきたく。
書き置きしておくことにする。

支離滅裂で根拠もなにもない推測ばかりの文字列ですが、
そこは超絶個人的な意見として感情消化のために残して置くという目的で書いています。内容に出てくる組織、団体、個人名などとは一切関係ありません。


京都アニメーションの放火事件は、大変な思いで夢や希望を創り出していた場所が狙われたことに心が痛み。ついに暴力で夢や希望までをも壊そうというところまで来てしまったかと強い絶望に嘆くしかできない。。。製作所は配給所とは違い決して裕福な場所ではないと思う。それでもたくさんの人が情熱を持ち寄り、作品を創り、さらにたくさんの人へ情熱を夢へと昇華して伝えていた場所だ。そんな尊い場所で多くの人の命が、人によって奪われてしまった。これが絶望ではなくなんだというのだろう。手塚治虫や赤塚不二夫など多くの漫画とアニメーションを創ってきた国にあってはならなことだと思った。ウォルト・ディズニーが創り出す夢もみんな大好きじゃないか。
業界の長時間労働や低賃金を踏まえた上で、それでもたくさんの人たちが情熱をもって働いていたんだその場所は。

しかもそのあとの吉本興業の騒動もそう。反社会的勢力とのイベントでの金銭授与がこれだけ騒動になり、第一線を張っていた芸人が涙ながらに頭を下げるという。自分的にはマスコミがこぞって“闇”営業と書き立てたことに騒動が大きくなった原因と思う。よくよく考えてみると、これは、一般企業における副業ということなわけで、しかも芸人にとっては、生活すらできない程の給与のこともあることを考えると、最近の流れから副業の直接営業は仕方のないものだと考えられる。
そして反社会的勢力のイベントは正直、突然見に振りかかってくるものだと思う。身近な人からのマルチ商法への勧誘と同じで、警戒はするものの、周りへの信用も考えると偏見を持たずにその場に行くことも大切なことだとも言える。その中で、例えば現場で反社会的勢力のイベントだと知ったとしても、切り上げて帰れはしないだろうし、だとしたら解決策として、その後の後始末をしっかりして、その入口がどうだったかを細かくフィードバックし、次が無いようにするしかないと思う。ここが今回の芸人の落ち度だったんだと思う。だけど、それに伴い、就業先会社での聞き取り調査と対応があまりにも言葉にならない。30年以上も働いてきた労働力に対し、厳罰は与えたとしても次のチャンスが一切なかったわけで。成果がでなければ解雇というのもいっさい無いではない、それが仕事ということもわかるし、そういうことと、イメージが武器な芸能事務所からした大問題として扱われ契約解消というのもなきにしもあらずなんだろうと。思ってはいたが、
外資ではなく終身雇用がある程度いまも一般的である日本の企業は、その人の次回の機会を考えて対処する責務があるようにも感じていた。
だがその後の、会社を通さずに会見するうんぬんまでの過程は、当事者が語ったことが正しいのであれば、会社としたの対応がどうしてそうなってしまったのかと思ったし、またそこも現場で一生懸命働いている人だけがあまりにも報われないじゃないかと思ってしまい悲しくなってしまった。

語弊があるかもしれないが、両ニュースとも
がんばってる人がなんでこんな目にあわないといけないのかと絶望を感じたわけです。


数年前のジャニーズのSMAP解散独立騒動から大企業の不祥事含めることの今回の吉本にかけて、これがまさにこれまでの日本の会社制度の結果の縮図だと思えてならない。。

労働力を提供している人を守るどころか切り捨てる。
世の中全部こんな状態で、会社自体や終身雇用の制度を信用できるわけがない。
問題が出たときに手のひら返されるってのが繰り返され過ぎだと思うんだ。

→会社に対して信用が築かれない。
→モチベーションがあがらない、諦め
→生産性があがらない
→儲からないことによる社会格差が広がる
→余裕なくなる、他人への優しさが少なくなる
→他者不振から社会不振へ


この順序サイクルを若い人たちはちゃんと解ってると思う。
若い人たちに覇気がないやら忍耐力がないやら言う前に、どうしてそうなってるか理由を考えろといいたい。
いままでの信用に対する不履行という積み重ねが社会を全体に出てきてしまっている。本当に危険だと思う。

いまさら生産性を高めるだ、会社へのエンゲージメントを高めるだ、福利厚生だのなんだのと上役の方々はあれこれやっているみたいだけど、滑稽過ぎて呆れるし、その考え出された施策を心の底からやろうという気持ちにはならない。絶対冷めて見ちゃう。無理だよほんと。

政治不振と一緒の感じ。信用ならないもの。

マイノリティで
いやそれじゃ駄目だという会社はあるんだろうけど
それがマイノリティである限り、事態の打開はできないと思う。


絶望しかない世の中。
…それででしめくくると
そこで終わってしまう。
でも時は止まらないし、人生は100年時代到達目前という恐ろしくも長い生が続くので
どうするかになるんだけど。。

来るかどうかはわからないが、
自分がこういう状態になったときに
どうしたら良いのかということをちゃんと考えて頭の中に叩き込んでおくこと。
もし来る時が来たら、それを行動すること。
若かったときに感じた気持ちをちゃんとしまっておくこと。それを踏まえて動くこと。
これは一人ひとりがやらなきゃいけないことだと思う。

幸いにも、絶望が多すぎて氾濫してきているからこそ、大企業の不祥事ニュースには事欠かない状態なので、とにかく反面教師で学習しておくことしかないよね。こうならないために、次の世代に悲しい思いをさせないために、どこの立ち位置の人がどういう対処をしていたら自分は納得できるのか。例えば、そこで1番恥をかいたのは誰なのか、恐怖したの誰なのか。自分が恥や恐怖をかかざるをえなくなった場合にどうするのか。こうしたことを掘り下げて考えてみる機会は多いはず。特に若い人たちにはそれができる時間と教育土台、ツールがあるから。絶望で終わらせず、やってもらいたいなーと思う。日本の教育制度のすごさは、ほぼ全員が同じ倫理土台を創れるというところにあると思っている。中身は時代に沿わなくなってきているとは思うのでそこの変化はもちろん必要だけど、国民の教育のそこ上げがという制度的な役割は、未だ果たしていると思っている。

みんな自分自身の看板背負って
生活してるわけだから
こういうこと考えてみるの若いときから必要だったんだなって歳重ねたいまは思います。

くだらない世の中は、
世界の中心にいる自分にしか変えられない。

もっともっと膿だした方がいい。
そういう意味では、人口減少も自分たち自身が失敗を隠さず思い知って受け入れるためには良いことなのかもしれない。
悲しいけどまずはとにかく
膿が出ることの混乱の世の中を耐える必要があって、その毎日を無駄にせず、まともになりかかったタイミングでまともな感情でいられるように。
そしたらきっと社会にもエンジンかかるよ。

大変だけど、みんなでがんばりたいよね。

by bagi-sentyo | 2019-07-21 14:22 | 海図(日記)

未だ見ぬ景色を求めるBAGIバギーのいろいろ書くブログ(2007年~)


by バギー
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